H27年4月28日(火曜日)
今年4月16日にオープンした淡路島 bal&cafe Charlar (チャルラール) を貸切にして歓迎会を行いました。
今年に入り新しい職員さんが5人増えました。
現在は、医師・看護師・看護助手・視能訓練士・調理師・管理栄養士・事務職員と30人程の職員で日々の診療を行っています。
とても、おいしい食事でおなかも満たされ、レトロな雰囲気で、皆でワイワイと楽しい時間を過ごすことが出来ました。
今後も、全職員が一丸となって眼科医療に取り組んでいきます。
平成27年4月15日(水)
院内において
【加齢黄斑変性症に対するルテインサプリメントの有用性について】
という演題で参天製薬による
院内勉強会を開催いたしました。
スマホやパソコンのヘビーユーザーで
日常からかなりのブルーライトを見ている私には
とても興味深い内容でした。
人間の眼の奥には網膜という部分があり
そこで見たものを映像としてとらえ
視神経から脳に送ることでものを見ているのですが
網膜の中でも黄斑部は見るための細胞が一番集まっており
認識としての視覚のほとんどをここで担っています。
黄斑部とはその名の通り 黄色い色素が豊富にあるために黄色い色をしています。
その黄斑部が加齢とともに変質していくのが
加齢黄斑変性症という病気です。
加齢黄斑変性症の詳しい説明については
こちらをご参照ください
↓
溝上眼科/疾患のはなし/加齢黄斑変性症
加齢黄斑変性症の原因としては
①加齢
②紫外線
③喫煙
④不規則な食事
が挙げられています。
上記の要因以外にも
ブルーライトと酸化ストレスが
加齢黄斑変性症の発症と関連していることが知られています。
これらの要因から加齢黄斑変性症を発症する前や(前駆病変)
すでに萎縮型加齢加齢黄斑変性症を発症している場合でも
抗酸化サプリメントを摂取することが
リスク軽減に有用性があると
日本眼科学会の
加齢黄斑変性症の治療指針で提示されています。
抗酸化サプリメントの一種である ルテインサプリメントの主成分であるルテインは
もともと黄斑部に多く含まれる黄色い色素で
眼の中でブルーライトを吸収したり、抗酸化作用によって炎症を防ぐことで
黄斑部を守る作用をしています。
しかし人間の体内で作ることが出来ず
食餌による摂取でしか増やすことが出来ません 。
ルテインはケールやほうれん草、ブロッコリーなどの
緑黄色野菜に多く含まれていますが、食事だけで充分な量を毎日摂取するのは大変です。
サプリメントで食事で足りない分を補って、いつまでも健康な目を保てるよう心がけるのも病気予防への一歩です。
当院内の待合室に
ルテインサプリメントのサンプルを
ご用意させていただいておりますので
ぜひご自由にお持ち帰りください。
私も加齢黄斑変性症の予防のために
試してみようと思っています。
受付 A.N
溝上眼科 事務次長のWです。
溝上眼科では、角膜カンファランス2015でも発表しましたが、兵庫アイバンクに協力し国内における角膜内皮移植に活用されるためのプレカットセンターを稼働させる準備をしています。
今回は、株式会社モリアジャパン とHOYA株式会社に協力頂き、豚眼を用いてプレカット角膜を作成し、角膜内皮移植術に施行するトレーニングをしました。
海外では、プレカット角膜の加工はほとんどがアイバンクで行われ、安全な角膜である事の評価がなされたものが、手術前に届けられることになっています。日本でもこのような環境整備が望まれており、少しでも多くの方がこの角膜内皮移植によって視力を取り戻されることを期待しています。
また、この角膜内皮移植術をするには、白内障手術がなされている事も条件の一つで、溝上眼科では院長だけでなく安全な手術を実施するために、看護師を中心に白内障手術がどのように施行されているか、また、どのような連携を元に医療チームの協力体制が必要かという事をモットーに定期的にHOYA株式会社さんに協力頂き、白内障手術の実習を行っています。
「快適に見えるよろこび」をモットーにこれからもチーム医療で頑張っていきます!