当院でORT実習を行いました 3


今年度は、大阪医療福祉専門学校から1名、神戸総合医療福祉専門学校から2名の実習を行いました。

8月17日(月)~9月26日(土)まで外来検査業務の見学・実習を行いました。ORT 下村さんH27.8

実際の患者様を前に、検査させていただいくことは、とても緊張したと思います。

視力検査を中心に眼圧検査、視野検査、OCT検査など実習できました。

検査や疾患の勉強だけでなく、患者様との接し方や介助などを実際に学ぶことがたくさんあったのではないでしょうか!

次の実習では、よりステップアップを目指して、そして国家試験合格できるように頑張って下さい。

患者様を初め御協力いただきました皆様に感謝します。来期もよろしくお願いします。

 

視能訓練士 K 、院長より

 

 

 

 

 

 

 

 

NSAIDの使用に関して(神経障害性疼痛)


9月9日(水) 神経障害性疼痛について 院内勉強会が行われました。

痛みは、体温、脈拍、呼吸、血圧と並んで生きていることを示すサインである。

私達の身体や命を守る役割を持っている。

痛みには1

 

痛みには、侵害受容性疼痛と神経障害性疼痛、また両者の要素を併せ持つ 病態がある。

神経障害性疼痛とは、傷は治ったのに痛みだけが残る、病気をきっかけに痛みが続く何かの原因で神経が障害されて痛みが生じる事である。

痛みの治療を行う際に実施される治療は薬物療法です。

薬物療法では様々な薬剤を病態や症状に合わせて使い分けると良い。

主な薬剤は、非ステロイド性鎮痛薬【NSAID】,アセトアミノフェン、ステロイド 麻酔薬などがある。

薬剤であるNSAIDとは、ステロイド以外の抗炎症作用、鎮痛作用、解熱作用 を持った薬剤の  総称で、酵素を抑制して痛みの原因物質プロスタグランジンの 生成を抑えることで痛みを鎮める。

【鎮痛薬ロキソニンとセレコックスとの比較】

鎮痛効果においては同程度であるが、短期投与して胃、十二指腸潰瘍の発症率を 比較した場合、ロキソニン27.6%に対しセレコックス1.4%と、同じ鎮痛効果を持ちながら セレコックスは胃粘膜への障害が少ない。

速効性⇒セレコックス 2時間 ロキソニン 0.79時間

持続性⇒セレコックス 7~8時間 ロキソニン 1.31時間

*何らかの原因による痛みは、大きなストレスを生み他の病気を引き起こす きっかけにも繋がるので、症状にあった治療(薬物治療)が必要になります。

事務員 T薬

眼科スタッフセミナー2015 (in大阪)


9/6(日)バイエル薬品、参天製薬が主催した眼科スタッフセミナーに、当院からスタッフ4名で参加しました。

「眼科スタッフが知っておくべき眼底画像検査について」勉強してきました。

現在の眼科診療において、画像検査は日々進化しており、それに伴って医師がより良い診断をするためには、検査スタッフも疾患をはじめ、それぞれの検査のポイントやコツを知っておく必要があります。

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今回は、初めに疾患、続いて眼底写真・眼底自発蛍光・蛍光眼底造影・OCT(光干渉断層計)の黄斑と緑内障の注意すべきことを、疾患面から医師、検査面から視能訓練士が講演されました。臨床に役立つ内容が満載で大変勉強になりました。これから教えていただいたことに注意しながら検査のレベルアップに努めたいと思います。

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最後に、より良い検査を目指して皆様のご協力をお願いします。